アウトドアブランドHot Campシリーズの『FireBase』を手がける早野研工は、岐阜県大垣市で金属加工を手掛けるどこにでもある町工場。普段は自動車・電車・新幹線・建設重機などの産業用部品を製造しています。今までは、頼まれたものを忠実に作ることが仕事。それ以外やったことがない町工場にとって、(創造して)創ることは未知の領域。まだない道を切り開く、大きな挑戦でした。
日の目を見ない商品は数知れず…。それでも諦めず、作品を作ってはモノづくりの魅力や面白さを伝える取り組みとして、地元のイベントや学生向けの企業展に出展。地元では“なんか面白いことをやっている会社”と認知されるようになりました。
そんな中、就活中だった一人の学生との出会いで大きく動き始めます。
モノづくりの想いに共感し商品開発に取り組みたいと入社した彼が、社長の一言で板金加工の技術を生かした焚き火台の開発に挑戦し始めるのです。
何度も何度も、トライ&エラーを繰り返し、曲げの角度、反りやひずみを防止する加工検証など少しずつ進化を遂げる『FireBase』は、2021年2月東京ビックサイトで行われた『東京ギフトショー2021春』に初出展。新商品コンテストで一般来場者の投票と有識者の審査で決まる600点以上の商品の中から、見事グランプリを受賞したのです。私達町工場の挑戦が認められた瞬間でもありました。
ただモノを作る…だけじゃない。
挑戦する事の大切さ、創り手の想い、
モノづくりの醍醐味を伝えたい。
早野研工は、皆さまの応援やお声を基にいい商品をお届けできるよう、ひとつひとつ想いを込めて製作、お届けいたします。